ゆか(管理栄養士・上級食育指導士)

「食育講座  味覚について」

確かな味覚。という言葉があります。その確かさはどこでわかるのでしょうか。
私は子供たちとクッキングをして、一緒に食事をする機会が多いです。その時、偏食が悩みのお子さんが多いのに驚きます。なんでも美味しく食事ができる子、今日は残さず食べられるかな。と思いながら、食卓に着く子では、消化にも影響しますし、何より楽しくありません。食卓の場所が、楽しく、家族にとって大切な空間になるために、今日は味覚についてお話をします。

◎そもそも好き嫌いは、どのように決まる?
五味とは甘味、塩味、酸味、苦味、うま味があり、どれも、重要な役割があります。脳のエネルギー源は糖質です。甘味を感じる能力は生きるうえで必須です。塩味は、ミネラルを感じるシグナル。酸味は腐敗物を感じるシグナル。苦味は毒物を感じるシグナル。そしてうま味は、たんぱく質を感じるシグナルです。
大人になるにつれて、食経験が増えるため、酸味、苦味は食をたのしむ味覚に変化をします。お子さんのときから、酸味、苦味を好まないのは命を守る本能的な行為です。偏食に多いのが、緑の野菜、苦いピーマン、ゴーヤ、また、最近は、きのこ類、海藻が苦手なお子さんも多いです。
食感、見た目、味が要因なことも多いですが、重要なのが物心ついた時、口にした時の食環境も影響します。例えば、お誕生日やお祝いの席で家族や友人が集まり、楽しく嬉しい環境で、口にしたり、目にふれたものは好印象としてインプットされます。反対に、食事の席で、小言や喧嘩などストレスを感じながら、口にしたり、目にふれたものは印象が悪くなります。それは、脳が食と感情をセットでインプットするからです。人の出会いと同じだと感じます。好印象で出会えるか、演出をすることは、食材とのお仲人です。

◎食卓が明るく、幸せな場所に♪
食環境が偏食に影響していることをしった友人は、その日から、たのしい会話を意識したそうです。それまでは、野菜を食べないさい!こぼさない!など色々注意しながら食べていたと反省したそうです。その日から、お子さんの食べる量も増え、偏食もすこしづつ改善をしました。もちろん、美味しい旬の食材の味を知ることも大切ですが、食環境、大切にしたいですね。

 

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